【コラム】広報室の ~クレフォートグループ~ を紹介します<その2>
− 2023/06/09 −
実はクレフォートグループ、『FSSC 22000』を取得していました!
FSSC22000とは「Food(食品) Safety(安全) System(システム) Certification(認証) 22000」の略称です。ISO 22000ベースに「より確実な食品安全管理を実践するためのマネジメントシステム規格」と定義されているものです。
これを取得したということは、食品の安全性が世界中で保証される!というすごい規格なのです。FSSC 22000について、クレフォートグループの取締役 山田真一さんにお話を伺いました。
Q. FSSC 22000取得!いつ取得したの?
昨年、2022年8月1日に取得しました。
Q. FSSC 22000って何?
FSSC 22000はISO 22000を基に、さらに強固にした食品安全マネジメントシステムの国際規格のことです。食品の安全を守ための万国共通の仕組みがFSSC 22000です。
※ISO 22000:スイス ジュネーブに本部を置く国際標準化機構(ISO)が定めた食品安全のルール。食品衛生管理システムである「HACCP」を基礎に、品質管理システム「ISO9001」を取り入れた国際規格の食品安全マネジメントシステム。安全な食品・包装資材の製造や食品安全に関するサービスを適切に提供するための仕組みのこと。
Q. 取得するのは大変?
そうですね、大変です。費用も労力もかかります。コンサルタントを入れて、準備期間だけで大体1年半ぐらいかかりました。
Q. 取得するには何をするの?
審査を受けなければいけません。審査は1次と2次があります。FSSC 22000は要求される事項が多く、会社の仕組みがFSSC 22000の要求事項を満たしているかどうか、審査員が来て、文書や現場を確認してもらいます。FSSC 22000では、ISO 22000に上乗せするかたちで、食品を安全に提供するためのサービスの管理、アレルゲンの管理、食品防御、食品偽装の軽減などを要求されます。
Q. 国際規格(FSSC 22000、SQF、BRC、IFS)がいろいろあるけれど、何が違うの?
基本的には同じような内容ですが、一番は発行団体の違いです。すべての規格が、HACCPを原則にしています。よく見るISOの中にはHACCPが含まれています。HACCPを原則とし、それぞれの規格にいろいろな要求事項が追加される感じです。
※HACCP:元々はアメリカの NASA の宇宙食を安全に生産するために作られたシステム。食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法。
Q. FSSC 22000を取得すると何が変わるの?
海外でも通用する認証を持っている、ということになるので、自社の製品が安全です、というのが伝えやすくなります。
より安全な食品を消費者に提供できるようになり、業務効率の改善もでき、他社との差別化によるブランディング力強化や海外との取引機会の拡大などにもつながります。
食品トラブルのリスクを低減でき、顧客や消費者からの信用と信頼を得ることができます。
取引先監査が行われるのですが、この規格を取ると、監査時のチェックが簡易的になる部分もあります。それだけ信頼される規格ということです。
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